奥州総鎮護 志和稲荷神社
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稲荷日記
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2011年02月17日

春の香り

本日は当神社「祈年祭」を斎行致しました。
祈年祭は、うららかな春の農作業の始まりにあたって、五穀豊穣と繁栄を祈る祭儀でございます。
うららかと言ってもまだまだ厳しい寒さが続く岩手県。うららかとなるのはもう少し先のお話…

さて、古くから春の始めになると神様は里に降りられ暮らしを見守り、秋の収穫が終わると山に還られると信仰されてきました。その中で我が国は稲作中心の農耕社会を基盤とし、春にその年の五穀の豊穣を祈り、秋に豊作を感謝する新嘗祭を行うのが農耕祭祀の基本でした。その思いは今も変わらず、現在も連綿と受け継がれております。
本年も無事厳粛に農業を始め各種産業の発展、国家の安泰、皇室の弥栄、氏子崇敬者皆様の益々の御繁栄を祈願させて頂きました。

そんな春の香りが漂う祈年祭。
本日はこちらが大神様に献じられました。



桜の季節を迎えると、食べたくなるのがこちらの「桜餅」。
当神社では毎年祈年祭にはこの桜餅を大神様に献じさせて頂いております。
こちらは小麦粉などの生地を焼いた皮で餡を巻いた、「長命寺餅」と呼ばれている関東で主流の桜餅。
関西の方では道明寺粉で皮を作り餡を包んだ、「道明寺餅」と呼ばれているまんじゅう状のお餅が桜餅と呼ばれるそうです。

と、祈年祭と桜餅に心奪われて居た所…
すっかり祭儀の写真を撮影するのを忘れておりました。
本日は桜餅のみでお願い申し上げます・・・

2011-02-17 16:34:30 | 神社


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